毒親育ちがブレーキをかける理由は健全な人と全然違う理由

「こんな風になりたい」
という目標があったとき、なかなか一歩踏み出せない、ってよくありますよね。
たとえば、
「お金持ちになりたい」
という目標があるとします。
さて、すぐにお金持ちになるために行動に移せるかと言ったら、なかなか踏み出せないものです。
ブレーキがかかっているんですよね。
ところで、こうゆうのって、健全な人でも毒親育ちでも、共通しているものなんでしょうか?
どんな人でも、一歩踏み出せなくなるブレーキがかかっているんでしょうか?
私は、この一歩が踏み出せない理由が、毒親育ちと健全な人では全然違うのではないかと、最近気が付いてきました。
まず結論を言いますと、毒親育ちは、毒親のコントロールのせいで、ブレーキがかかっていると思います。
一方、健全な人達は、ブレーキがかかっているという訳ではないです。
健全な人は、ブレーキをかけているわけではない
健全な人の場合、納得した上で、そのリスクを避けることを選んでいると思います。
そのリスクっていうものが、どれほど嫌なものか本当にわかっているし、
自分がそれを「本当に嫌いだ」と理解した上で、
「リスクがある。じゃあやめよう」
となっているようです。
自分でそのリスクの不快さを理解して、納得した上で一歩踏みとどまっている、すなわちブレーキをかけているんです。
つまり、自分で「ブレーキをかける」ことを選んだというわけです。
これが重要なことなんですが、繰り返しますと、自分で選んだんです。
一方で、毒親育ちの場合
「それはやってはダメだ」とか
「罪悪感がある」とか、
「自分なんてダメだ」
「そんなことで失敗したら恥ずかしい」
などの、謎のブレーキによって、
一歩踏みとどまっていることが多いように思います。
こうゆう謎のブレーキをかけている毒親育ちたちは、一見、プライドが高い人に見えるかもしれません。
とにかく、毒親育ちは、「自分で考えて」一歩踏みとどまっているわけではないんです。
毒親からのコントロールで一歩踏みとどまっているだけなんです。それは、「失敗したら恥ずかしい」などの強烈な感情によるコントロールです。
そうゆうわけで、毒親育ちの場合、自分で選んでブレーキをかけたわけではないんですね。
つまり、そのリスクを、自分が本当に嫌いだから避けたわけではないのです。親にコントロールされて、避けなければならなかっただけなんです。
こうなると、自分が一歩踏みとどまっていることに対して大きな「不満」が湧き上がってくるでしょう。
「本当は出来るのに、出来ない。」
「チャンスを逃しているかも」
という不満を感じると思います。こんな状態だと、他の人がリスクを顧みずに成功したりすると、嫉妬したり、許せなかったりするかもしれません。それって、不幸ですよね。
毒親育ちは無意識のうちに、自分の好きなことを避けているんです。親のコントロールによって。(具体的には、「それで失敗したら恥ずかしい」などの感情によってコントロールされています)
毒親ブレーキによって、好きなこと、自分を幸せにする選択は、考える前に除外してしまうのです。
繰り返しますが、健全な人は、「そのリスクを避ける方がいい。納得できる」からこそ、一歩踏み出さなかったのです。
つまり、好きなことを選んでいるんです。
そう、ブレーキなんてかけていないんです。好きなことを取りに行っただけです。一方、毒親育ちは、
「そのリスクを避けることを毒親に強要されている」から一歩踏みとどまるんです。これは、非常に大きな違いです。健全な人は、ブレーキをかけたんではなくて、実は好きなことを選んだだけなんです。
ブレーキをかけたのは、毒親育ちだけなんですね。
でも、世間では一緒に扱われていますよね。
一歩踏み出せないのはよくあること、みたいに言われていますし。
毒親育ちの毒の根って、とても深い部分にあります。
真相を知って、その毒の根を壊していきましょう。
ブレーキをはずすとは、つまりコントロールから逃れるということ
ブレーキっていうものは、要は毒親からのマインドコントロールです。ですから、ブレーキを外すには、結局マインドコントロールから逃れさえすればいいのです。
そうすれば、いつの間にか、自分の好きなことに挑戦していけます。
補足:毒親から回復するための秘訣として、以下の記事も参考にどうぞ(ちょっと厳しい内容ですが。。)
毒親育ちを治す!克服を妨げている原因はこれだ!
ブレーキを外すとは、幸せを選ぶということ
ブレーキを外す、というと、まるで
「何かに果敢に挑戦できるようになる」
ことを言っているようにも聞こえますよね。しかし、それは全然違います。
自分の好きなものを選べるようになることが、ブレーキを外すということだと思います。
たとえば、安定・安心して暮らしたいと思うのなら、それを堂々と選べるようになればいいでしょう。
これは、全然「挑戦的」なことではないですよね。
でも、これがブレーキを外すということです。
むしろ、毒親育ちの場合、安定した人間関係や暮らしが出来ない場合も多いくらいではないでしょうか?
これは、安定した穏やかな幸せを拒否するように、ブレーキがかかっている状態だと言えるでしょう。
自分のどこにブレーキがあるのか、今一度よく考え、知る必要があるかもしません。とにかく、ブレーキを外すとは、何かに挑戦することではありません。
ブレーキを外して楽になろう
ブレーキがなくなれば、根本的に病んだ精神からは回復していける可能性が高まります。というのも、自分の好きなことや楽しいことに目を向ける時間が増えるからです。
もちろん、ブレーキがなくなっても、つらいことが起こらないわけでないかもしれませんが、そのうち本当に好きなことでワクワクする自分が見つかるでしょう。
今、毒親のせいで嫌なこと、不安なこと、こなさなければならない義務で死にそうになっている皆さん、大丈夫です。必ず抜け出せます。
まずは、自分が「安心」「うれしい」「楽しい」「幸せ」「ワクワクする」などのポジティブな感情が芽生える状態、状況、もの、ことを日々探して、自分が好きなもの、嫌いなものを知りましょう。
そして、自分がその好きなものを「プライド」から拒否しているようだったら、もったいないことだと気が付きましょう。
たとえ、それで失敗したとしても、周りは全く気にしていません。いえ、一定数気にする人もいるかもしれませんが、それは、変な人たちです。こうゆう人たちに気を遣うのはやめましょう。
自分ができるところから切り込んで、少しずつ回復していきましょう。
毒親から植え付けられた謎の罪悪感や禁止事項がなくなれば、肩の荷が下り、楽に生きられることが次第にわかってくると思います。