毒親育ちを克服する方法

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毒親育ちが毒親育ちを克服できない原因の一つが、「無意識に親に愛情を求めている」ことです。そんなことはない、と思っている方もいるかもしれませんが、潜在意識では求めている可能性があります

 

どうゆうことなのか、これについて詳しく説明したいと思います。また、愛情を求めるのをやめて、毒親育ちを克服する具体的手段をまとめました。

 

毒親育ちを克服するには、親への愛を捨てる

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毒親育ちのおかしな「行動」の最も根源的な理由は、「親への愛」にあると思われます。ですから、「親への愛」を求めることをやめる必要があります。これが、毒親育ちを克服するために重要なことになります。

 

毒親への愛はないと思っている毒親育ちの意見

「愛?!まさか。あんな毒親、大っ嫌いですよ。とっくに親への愛を捨てているのに、まだ毒親育ちを抜けられないんです。他の克服方法を教えてください。」

「今この瞬間も親が嫌いで許せないのに、愛なんてあるわけないですよ。でも毒親育ちがやめられないんです。」

「毒親があんまりにも憎いので、絶縁したんです。好きな感情は一切ありませんよ。」

 

なんて声が聞こえてきそうですね・・もちろん、それは分かります。たしかに、親を嫌う十分な理由があると思います。ところが、潜在意識では違うかもしれません。

 

意識している感情は「親が嫌い」であっても、潜在意識では、いまだに親への愛を求めている可能性があるんです。そして、人間というものは、潜在意識で「親への愛」を求めている状態だと、破滅的な行動をしてしまいます。

 

(逆に、健全な家庭に育った方であれば、親への愛を求めることはありません。)

 

毒親育ちが、潜在意識で親への愛を求めてしまう理由

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愛とは何か

愛というものは、求めた地点で愛ではなくなります。愛とは、「ある」ものです。求めているということは、「今ない」わけで、苦しい思いをしていることになります。苦しいのであれば、それは愛ではありません。

 

親から愛を貰えなかった毒親育ち

ところが、毒親育ちは、親から条件付きの愛しかもらえませんでした。つまり、いいことをしたときしか愛がもらえなかったのです。子供は親からの愛を貰うために、いつもあがいて苦しい思いをしていたということになります。

 

ということは、条件付きの愛しかもらえなかった毒親育ちは、親から全く愛を貰えなかったということです。繰り返しますが、愛は、求めた地点で、愛ではありません

 

いまだに愛が不足状態の毒親育ちは、自立出来ない

親から愛を貰えなかった毒親育ちは、潜在意識にある「親からの愛」の容器を愛情で満たすことが出来ませんでした

 

この容器を子供時代にしっかり満たすことが出来れば、安定した大人になる(自立する)ことが可能になります。満たすことが出来れば、「愛はある」という事実を、潜在意識は受け入れるからです。もう、親がそばにいなくても、「愛はある」と感じられる状態だということです。

 

一方、満たすことが出来なければ、赤ん坊のように、不安、恐怖を抱えたままです。だから、自立出来ないのです。

 

毒親育ちが不安、恐怖を抱えているのは、「愛情の容器」が空っぽだからなんです。また、親から愛を貰おうとしても貰えない怒り苦しみ悲しみも持っています。

 

健全な家庭に育った方であれば、中学生になる頃には、親から精神的に自立します。それは、愛情の容器をいっぱいにすることが出来たから出来ることです。

 

一方、毒親育ちは、何年たっても愛情の容器が空っぽなので、いい年になっても(残念ながら、多くの毒親育ちは生涯)、ずっと親への愛を求め続けます。ただ、意識レベルでは、大人になったと勘違いしていることもあります。

 

親からの愛を求め続ける毒親育ち

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このような毒親育ちは、大人になっても、無意識に親からの愛を求めています。このような毒親育ちの典型的な行動例をあげます。

1.親が薦めた大学に行く

毒親育ちは、親が「いい大学ね」と言う大学なら、安心して選択できます。一応自分で決めたと思っているかもしれません。でも、親からの愛をもらうために、親の言う通りにした、というのが本当のところかもしれません。無意識に親からの承認を求めている可能性があるんです。

 

毒親育ちは、条件付きの愛しかもらえませんでしたから、「承認をもらう=愛」と勘違しています。でも、これは条件付きの愛であり、愛情の容器が満たされることはありませんよね。

 

しかも、自分の好きな選択が出来ていないので(親の選択に従っているだけなので)、全く満足出来ません。不満だらけで、心の底に怒りを抱えることになります

 

とはいえ、残念ながら、親からの愛が足りない毒親育ちは、親の言う通りにするしかないのです。「愛情の容器」を満たせ満たせと、潜在意識が言っているからです

 

毒親育ち自身は、この潜在意識のメッセージを次のような感情で受け取っています。

「自分の選択は間違っているのではという不安」

「親から承認を貰えたら安心する気持ち」

 

2.親が結婚を反対したから、結婚は諦めた

親に反対されると、毒親育ちは自分の選択に不安になり、毒親の言いなりになることがあります。毒親育ちとしては、「親が言うんだから仕方ない」というところでしょうか。他にも、「結婚は、家族間のことでもあるから、仕方ない」なんて理由を持ってくるかもしれませんし、色々でしょう。

 

でも本当は、親からの承認を得るために「諦めた」だけかもしれません。親から承認を得られる行動をして初めて、親からの愛を貰えるので、親の言うなりになるしかないのです。このとき、毒親育ちが感じている感情は、以下の通りです。

「親を悲しませるのは悪いことだという罪悪感」

 

実態としては、毒親は次のような脅しを子供に与えているわけです。

「もし、お前がそんな奴と結婚したら、もう、お前に愛をあげないよ。」

そして、子供は、この脅しに屈してしまうわけです。

 

3.わざと、毒親の反対する人と結婚した。

毒親育ちは、わざと反抗することで、無意識に親からの気を引こうとしている可能性があります。(信じたくはないですが・・親が大っ嫌いで、絶縁した、という人は、実はこの類に入る可能性があります。)

 

当然、こういった行動も子供を不幸にします。本当は自分で選んでいないからです。ところが、子供は自分で選んだつもりです。だって、親の言うことを聞いていないんですから

 

反抗して親の気を引きたかっただけなのかもしれないのです。こんな結婚は、本当は望んでいないかもしれないのです。潜在意識が、親の気を引くために、毒親育ちを「結婚」させてしまったのです。

 

反発する人は、今まで親が愛情をくれなかったことに対する「怒り」が強いのかもしれません。だから、親を痛めつけて復讐したいという感情も同時に持っているのでしょう。反発する、という行動をすれば、親の気も引けるし(潜在意識の望み)、復讐も出来るしで一石二鳥なわけですね。

 

毒親の愛を求めるのを辞める方法

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大人になっても、いまだに親の愛を求めているなんて、にわかには信じがたいですが、少なくとも、毒親育ちは親からもらった愛の量がとても少ないことは間違いありません

 

親の承認を求めない、反発しないこと

毒親育ちを克服するには、足りない愛を、今後、親から貰おうとしないことが大切です。つまり、親からの承認を得ようとしないことです。もしくは、反発した行動をしないことです。具体的には、これはどうゆうことでしょうか?

 

親の承認を求めない

例を挙げますと、転職するとき、親に相談していませんか?親が「転職なんてやめておきなさい」と言ったら、優柔不断になりませんか?もう、こんなことはやめてください意見を聞く必要すらありません。あなたは大人なのだから、自分で決定して、勝手に行動する権利があります。これは、普通のことです。

 

わざわざ親に相談するなんて、親からの承認を求めています。私は何が好きなのか?どうしたら満足できるのかを考えてください。自分が幸せになる道は、親は知らないのです。なぜなら、他人なんですから!自分が幸せになる道を知っているのは、自分だけなのです。

 

どうせ、親の言う通りにしても、親は愛をくれません。そもそも、「転職はやめたら、認めてあげるし、愛してあげるよ」ということ自体、条件付きの愛ですから、愛ではないのです。親の言うことを聞いても、自分の心は満たされないのです。

 

もう、親からの愛を求めて、承認を得ようとするのはやめましょう。そんな承認を得ても、あなたの愛情の容器は満たされることはないし、むしろ親から愛情がもらえない怒りがたまるだけです

 

親に反発して行動しない

一方、親の意見にわざと反発するのもやめましょう。親が何を言っても

「あなたが何を考えようと自由ですよ」

と言い、親を馬鹿にしてあげるだけで終わりにしましょう。わざわざ親に反発した行動をして自分を不幸にしてはなりません不幸にならなければならないのは、毒親の方です。

 

親は、毒親育ちが自立して行動し出したら、「お前はなまいきだ」、「お前はおかしい」などと言い出して、勝手に怒り出します。あなたが回復し、幸せになる道を自分で選びさえすれば、親は勝手に傷つき、怒るのです。反発して、親を怒らせようとしなくても、親を怒らせる方法はあるのです!

 

だから、親を怒らせようとして、行動するのはやめましょう。そして、これこそが、親から愛を求めるのを諦めた行動でもあります。

 

愛情の容器を満たす方法

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親からの愛を貰えなかった毒親育ちは、どうやったら潜在意識に「愛がある」と思わせることが出来るようになるのでしょうか?すなわち、健全な方のように、愛情の容器を愛でいっぱいに出来るのでしょうか?

 

鏡を用意しましょう。そして、「愛しているよ」と言ってください。1回につき、5分ほど、鏡の中の自分に向かって「愛しているよ。」と言いましょう。日に3回やりましょう。

 

バカみたいですが、効果は抜群です。真剣に、自分に向かって語り掛けてください。このとき、自分で自分の手を握ったり、肩をやさしくなでてあげましょう。

 

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毒親育ちを克服する方法” に対して 2 件のコメントがあります

  1. waves より:

    親から否定、過干渉では無く、
    親から足を引っ張られ、過干渉されている場合にはどうでしょうか?

    子は全て自分で選び、怒りを表現出来るし
    親に逆らう事も出来ますが、

    根本的に、親の権限を行使されてしまい、
    自分の決めた人生とは違う道に進んでしまい、
    足を引っ張っている親に対しての怒りが
    昇華出来ない状態です。

    足を引っ張る、他人であれば、殴って、場合には
    殺すぞ、と言えば相手も理解し、引いて行きますが、

    親は殴ろうと何を言おうと、親の愛、という
    言葉に変換して、干渉を辞めず、人生を破壊していきます。

    その場合、親を殺したい、ひいては他者に対する破壊衝動として感情が表現されます。

    足を引っ張る、弱き親。それが虐待の主である
    場合、反撃も、無視も、逃げる事も全て
    意味が無くなってしまい、
    殺すか、破壊か、しかなくなります。

    心から執着全てをなくしても、潜在意識下には
    破壊衝動の塊が生き続けます。

    1. principle より:

      私もいい年になって毒親のコントロールの通りに生きてきて、すべて毒親だけのために努力してきた(つまり、自分を不幸にするためだけの努力をしてきた)ことに気が付いたとき、パニックになるくらい怒りました。
      毒親って殺されて当たり前です。ただ、社会的に逮捕されるとか、面倒が起きるからやらないというだけの話です。私も、逮捕されると面倒だし、クレジットカードが作れなくなったり、デメリットも多いから、やめた方がいいと思いますが、毒親への殺人感情を否定する理由はありません。
      それに、最近気が付いたのは、毒親って、どーせ、こっちが何もしなくてもいつも不幸なんだということです。そして、社会的な富をもっていようと、失うことを恐れてピリピリしたり、人ともめあっていたり、孤独だったり、何をどうしようと自分の性格の悪さで自分を不幸にしているんですよね。
      あと、毒親育ちは怒りをためているんです。出さないと、一生消えることはないようです。ただ、その怒りを無意識に他人にぶちまけると、人間関係が壊れて面倒なことになるわけで、これは避けたいところです。
      毒親に怒りましょう。他人への怒りは、実は毒親への怒りのようです。毒親への復讐は簡単です。子供の足を引っ張りたい毒親は実は子供が自分のコントロール外で幸せになると、許せません。とにかく許せなくて、やるせない怒りを感じます。ですから、「自分の意見」に従って、幸せになることがとても重要です。
      とは言っても難しいのは分かっているんですが・・・しかしながら、少しずつでも「自分」に戻ることが大切かと思います。こういった苦しみが全部親のせいだと思うと、本当に頭に来ますよね。

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