毒親育ちの男性がマザコンになる理由

毒親育ち男性はマザコン1

毒親育ちの男性は、何でもお母さんの言うなりになることがあります。つまり、マザコンということです。しかし、毒親育ち男性ご自身は、別に自分がマザコンだなんて思っていません

 

普通だと思っているような気がします。ところが、健全な人たちからするとマザコンです。なぜなら、無理なお母さんの要求は何でも飲むくせに、妻や他の人の要望は、ほぼ全部無視するからです。

 

毒親育ち男性は、親と妻の間で板挟みになっても、絶対に妻の味方は出来ません。親の味方をします。これが妻を怒らせます。

 

毒親育ち男からすれば、「妻の意見を聞くのも無下にしているわけではない。でも、お母さんの意見を聞くのも大切だし、仕方ないよ!」くらいに思っているのでしょうが、(つまり、毒親育ち男性には問題が全然見えていない)周りから見れば、「利己的な要求ばかりしてくる母親に、絶対服従する情けない息子」といったところでしょうか。

 

ところで、なんで毒親育ち男性は母親に絶対服従するのでしょうか?まず、毒親育ちの男性は、親の要求を「利己的だ」と認識出来ていないのだと思われます。毒親育ちの男性にとって、毒親の要求は、「正当なこと」なんです。これを「疑う」ということがありません。

 

この記事では、なんでこんな情けない息子が出来上がってしまうのか、そのメカニズム(のひとつ)を説明したいと思います。そして、このような男が妻を苦しめ、まともな結婚生活を送れない理由を説明します。

 

あなたが夫に苦しんでいるのであれば、ひょっとしたら、ここで説明するタイプの毒親育ち男かもしれません。

 

毒親育ち男は、こうしてマザコンになる

毒親育ち男性はマザコン2

まず注意したいところは、毒親育ち男は、健全な男性と比較して、格別「お母さんが大好き」というわけではないということです。むしろ、お母さんを心の底では憎んですらいます。(本人も気が付いていこともあると思います)

 

毒親育ち男性は、母親に過干渉を受けたことで、お母さんに依存せざるをえない状況になってしまっただけだと思われます。「好き」だからお母さんにベットリというわけではないのです。

 

親に過干渉されると、普通、自信を奪われてしまうので、自分で選択出来なくなります。絶対的に正しい存在を求め続け、その役割をお母さんに委ねてしまうのです。だから、お母さんベットリになるだけであり、好きとは違うのです。

 

例えば、次のような指図(侮辱)を毎日毎日言われたのです。

「こっちにしなさいよ。あんたって、ちょっと趣味悪いんじゃないの?お母さんに任せて。大丈夫よ。」

 

こんなことを言われると、子供は、「自分は、恥ずかしいものを選んでいるんだ。変なのを選んでいるんだ」と思いこむようになります。

 

普通だったら、「あなた趣味悪い」なんて言われたら「失礼なやつ!」と思って相手にしないと思いますが、子供は親の言うことを全部信じます。つまり、「自分がおかしいんだ」と思うわけです。

 

そして、自分の選択に不安になり弱ったところで、お母さんが「お母さんに任せて。大丈夫よ。」なんて言うわけです。

 

子供からすると、これは救世主にも見えるのです。そして、このような母親は、「正しい選択を知っているのはお母さんだけなのよ」というメッセージを子供に植え付けます

 

かくして、お母さんベットリ男の出来上がりです。神のようなお母さんに、正しい選択を求め続けます。だって、自分の選択は間違っているんですからお母さんの言うことを聞かないで、恥ずかしい思いをするのは嫌なのです。ちなみに、ここで挙げた例は、ほんの一部です。他にも日常的に多種多様な侮辱をたくさん受けているはずです

 

さて、母親が息子につきまとい、毎日こんな「侮辱」をし続けたら、息子は母親ベットリになるだけでなく、将来的に大きな障害を抱えます。それを見てみましょう。

 

お母さんの操り人形になる毒親育ち男性

毒親育ち男性はマザコン3

先ほど述べたように、母親に付きまとわれた男性は自信をなくし、不安の塊となり母親のコントロール下に置かれることが多いです。しかも、息子自身、自分がコントロールされていることに気が付いていません。コントロールされる様子を、健全な男性と比較し、見てみましょう。

 

「将来どうするの?海外で働けたらかっこいいし、素敵だよね!」

さて、このような言葉をお母さんから言われたら、皆さん、どうしますか?この言葉自体には、全く毒はありませんし、健全な家庭のお母さんも言うと思います。

 

面白いことに、この言葉の受け取り方が、毒親育ち男性と健全な男性では全く異なります。まず、毒親育ち男性の場合、「お母さんの意見の通りに動かなきゃ」と自分事として捉えます。

 

一方、健全な男性は、お母さんの意見として聞くだけで、自分の行動には影響しません。

 

健全な男性の場合は、母親の意見を聞かなくてもいい

健全な家庭の息子であれば、お母さんが何を言っても「お母さんは、そう思っているんだな。」と受け止めるだけで、終わりです。それ以上の意味付けはしません。

 

なぜなら、自分の意見を持つことを親から許されてきたからです。

「お饅頭が好き!」

「Tシャツが好き!」

「女優の○○さんがが好き!」

「数学が好き!」

こういった、子供自身が持つ意見を肯定されてきました。たとえお母さんがお饅頭が大嫌いで、Tシャツも大嫌いで、女優の○○さんが大嫌いで、数学が大嫌いでも、子供の意見は尊重されたのです。お母さんと違う意見を持つことは許されたわけです。

 

このような健全な家庭に育った男性は、当たり前ですが、

「お母さんの意見=正しい意見=従わなければならない意見」と解釈することはありません。

 

健全な家庭では、母親も自分の意見を自由に言うし、息子も自分の意見を自由に言います。そして、お互い、その意見を尊重しあいます。つまり、母と息子のコミュニケーション(情報交換)があるのです。

 

このようなお母さんには、次のような「息子自身の意見」を返すことは普通のはずです。

「いや、工学部に行こうと思ってるよ」

 

そして、健全なお母さんからは、次のような応援する言葉も貰えるかもしれません。

「そうなんだ。いいね。専攻はもう決めたの?」

 

このように、健全な家庭に育った男性の場合、

「将来どうするの?海外で働けたらかっこいいし、素敵だよね!」

という言葉は、全く毒はありません。コミュニケーションにおける情報の一つに過ぎないのです。しかし、毒親育ち男性の場合、こうはいきません。

 

毒親育ち男性は、母親に逆らえない

「将来どうするの?海外で働けたらかっこいいし、素敵だよね!」

一方で、毒親育ち男性にとって、これは悪魔のような言葉になります。なぜかと言うと、この言葉は、毒親育ち男性にとっては、母親からの命令だからです。「母親の意見に過ぎない」と取ることはないのです。

 

毒親育ち男性は、

「自分は間違っている。自分の選択は恥ずかしいものかもしれない。でもお母さんが正しい選択を教えてくれるんだ」

 

という「母親教」ともいうべき宗教?的観念にとらわれているのです。すなわち、お母さんが言った言葉は、「正しい」ので、もし「工学部に行きたい」と思っても、お母さんと違う意見であれば、間違っていると感じるのです。

 

重要なのは「間違っていると感じる」というところです。これがコントロールされてしまう原因なのです。

 

これは、幼少期から「お前の選んだものは変」、「あなたのために言っているんだ、こっちの方がいいよ。あなたは何もわかってないのよ」と言われ続けたことの弊害です。

 

「自分が選んだものは変なのだ」、「自分は恥ずかしいことをしているんだ」、「お母さんの言うこと聞かなきゃ恥ずかしい選択してしまう」、「自分のことを信じたら、失敗してしまう」などと感じているので、自分の意見は受け入れず、お母さんの意見を聞くのです。

 

このような毒親育ち男性は、親の意見に逆らうことは「攻撃」と考えていることも多いです。すなわち、

「工学部に行きたいと思っているんだけど」

 

なんて自分の意見は言えません。自分の意見が言える環境ではないのです。実は、母親とベットリの毒親育ち男性は、親とのコミュニケーション(情報交換)がないのです。あるのは、支配と服従の関係だけなんです。

 

一見互いに「おしゃべり」して、コミュニケーションしているようにも見えますが、実はコミュニケーション(意見交換)にはなっていません母親の意見への「同調」に過ぎないのです。

 

このような毒母に、かろうじて

「工学部に行きたいと思っているんだけど」

と言えたとしても、健全な家庭のお母さんのように、肯定なんてしてくれることはないでしょう。

「だって、工学部行って、将来どうするの? 」と否定されるんです

 

これまでも「あなたの選んだものは変なのよ。でもお母さんがいるから大丈夫よ。」と言われてきましたが、これと同じことを大人になってもずっとされるのです。そして、子供は従います

 

毒親育ち息子は怒りを妻にぶつける

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そうゆうわけで、本当は工学部に行きたいと思っている毒親育ち男性は、母親の言うなりになって、英語ばかり勉強するかもしれません。これは、息子にとっては、非常に不本意なことであり、心の底では不満だらけです

 

しかし、お母さんの選んだ道は正しいので、やっぱり英語を勉強するしかありません。毒親育ち男性は、大学だけでなく、ありとあらゆるところで、お母さんの言う通りに選択しており、大人になる頃には、爆発寸前かもしれません。

 

それでもお母さんの言う通りにし続けます。もちろん、結婚相手も、無意識にお母さんの気に入る相手を選んでしまいます。

 

というのも、女優の○○さんが好き!と言ってもお母さんに否定されたからです。例えば、「あんな女がいいの?趣味悪いね。おばさんが好きなの?知らなかったー。」なんて意地わるく馬鹿にされたのです。または、「やっぱり育ちがいい女性は違うよね。あの成り上がりの女は捨てられて当然。」などの悪口を聞かされたのかもしれません。

 

とにかく、どんな形であれ、息子の選択を否定したのです。また、「こういった女はダメ=こんな女は選んだら恥ずかしいよ」という決めつけをしたのです。

 

すると、お母さんの条件に見合わない女性を選んだらダメなんだ、恥ずかしいんだ、と思うわけです。だから、自分の好みの女性は選べません

 

こうして気に入りもしない「育ちのいい女性」を選んだとしましょう。その後、どうなるか?本当は妻を気に入らないので、基本的には大切にしません。(お母さんが大切にしろ、と言えば、多少大切にするかもしれませんが)

 

また、本能的に、本当に気に入る女性を探し回ってしまいます。下手をすると、浮気をするかもしれません。

 

おまけに、お母さんが結婚後もしょっちゅう口を出してきて、妻よりお母さんを大事にするよう要求するかもしれません。「来週の旅行は取りやめて、実家に戻って来れない?今大変なのよ」と言って、妻との旅行を中止させます。もちろん、息子は従います妻ががっかりしてもお構いなしです。

 

こうなると、妻は疲れ果てます。そして怒ります。姑にも怒りを感じます。すると馬鹿な毒親育ち息子は「ぼくのお母さんと張り合ってもしかたないでしょ」と、トンチンカンで失礼なことを言うこともあります。

 

毒親育ち男性は、自分が母親にコントロールされていることがそもそも分からないし、母親の利己的な要求を飲んでいるという意識もありません。何を言ってもむだなのです。

 

しかも、自分の好きなことを我慢ばかりしている毒親育ち男性は、大変「キレやすい」です。本当は母親にキレているのですが、大概の場合、弱い妻や子供にあたるのです。

 

おまけに毒親育ち男性は、お母さんに自分の意見を言うことは禁止されていたので、同様に妻に口答えされることを嫌うかもしれません。なぜなら、自分への攻撃だととらえるからです。

 

つまり、毒親育ち男性とは、全く話し合いにならない可能性が高いです。この男は、「コミュニケーション」というものを知らないのです。「支配する者に対する同調」しか知りません。

 

こういった毒親育ち男性と結婚してしまった場合、残念ながら、諦めるか、離婚するしかないと思います。

 

運がよければ、毒親育ち男性が毒母によるストレスで心身に不調を抱え、親のおかしさに気が付く日も来るかもしれませんが、一生涯、気が付かない人も多いようです。

 

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毒親育ちの男性がマザコンになる理由” に対して 2 件のコメントがあります

  1. きつねくん より:

    では、毒親育ちの男性は救われないのか?

    確かに、マザコン系です。
    うちは両親が教員。父の母=祖母が女帝のようなおばばでした。
     家庭でも重箱の隅をつつくような父のイチャモン、年下で言語能力の弱い僕を両親と姉はよいじめてました。
     風呂は覗くし、ラブレターも隠す、買ってきた服、ヘアスタイルは母と姉のダッグでなじる。毛が生えると「困る」との発言や、勉強ができないと、布団叩きを購入し、渡され、これに自分を叩いて勉強しなさい。
    学校に行けば、教員の両親の同僚がいて、とても窮屈。公私共に監視されている感じ。姉は私立中高短大に進み、あげく音楽で米国留学。両親の毒からのがれた。僕は金がないとの理由で公立中高。。自由になりたくて姉と同じく渡米したいことを伝えると、あんたはやりたい事がないからダメ(両親と姉のダメ出し)
    。姉が渡米してうやっとこっちを向いてくれるかと思えば、母は娘離れできず、不安定に、父は管理職で家庭は知らん。俺の言うことを聞けば間違いない。
    結局自分でカウンセリングに通うが、幼い頃から年上の人の「意向」を非常に敏感に察知するので、開業したてで取材も入っていたカウンセリングの先生の意向どおり、早期回復を演じるために、不本意の進路へ。

    思えば、「小さい時からおとなしく寝てにっこりするいい子だった」と母。そうさせていたことは間違いない。どうしても不機嫌な顔をすると「にっこり笑って」と笑顔を強要。
    父との食事は早く、残すな、こぼすな。自分は好き嫌いが激しいくせに。食事を楽しいと思ったことはない、親戚の家にいくと注目されない。その時だけ、すごくおいしかったのを覚えている。家庭での食事は修行、食えない分は口いっぱいにいれてトイレで吐く。
    父は食事感謝しない。母の料理にイチャモン、レストランの味と比較。
    母は父のいない所で夫をなじる、それを僕に聞かせて、男としての自信をそぐ、自分が楽しくないのは、男のせいだ。と、レディースファーストが出来ない、家事ができないやつはダメだ。と。
    父はよい学校、会社、良い給料の話しがメイン。食事中もエリートの生徒の話しばかり。毎日がプレッシャー。姉は音楽で渡米し、音楽で身を立てることなく、里子育ちの男性と結婚、主婦に逃げた。姉は母にボールペンで手を刺されている。だが姉は、バブル時代の私立中高で仲間ができ、稼ぐという感覚もなく、米国に主婦に逃げた。先に母の栄養も、家庭のお金も、チャンスも全てもっていった。女性はズルい、というかあたまがいい。いい意味でせこい。
     
     僕はどうしても、真っ直ぐになってしまう。強力に、真っ直ぐだ。
    父にいつもおとなくしていろ、という命令があったので、動き出すと、それまでのストレスを全てぶつけるように、もう死んでもいい。という感覚で活動する。はぐれた犬が飼い主にあって喜びのあまり、気絶するかのように。今はの内に動いておかないといつストップがかかるかの恐怖、そして、トップを目指さすような態度をしないとダメだしを食らう恐怖。

     両親が関係していない分野はすごく伸びのびできる。でもそれで稼ごうという気になれない。なぜなら、両親から自由になる場所だから。
    家族が寝静まると、やっと自分の時間になった気になる。それで歯磨きしていると、毎日悲しくなって勝手に涙がでてくる。 夜昼逆転の始まり。
     僕は自分で腕を切ったり、車に向かって走って行ったり。

     今は5年前までは母に対する憎しみがマックスでした、
    父が交通事故で会話ができなくなってからは、父への憎しみ、姉への憎しみが増して来ています。
     父が家事できず、女性の気持ちを読むことをしなかったから、僕は家事全てできる。
    レディースファーストも練習した。でも女性への不審感が消えない。
    服装、マナーも勉強したし、爪も綺麗にしたり、女性に気に入られ、好かれるが、どうして自分の事が好きになってくれるのかわからないので、だんだんと女性は離れていく。いつか、母のように、影で嫌うのではないか、女子会で悪口を言ったり、浮気するのではないかと不安になる。
    でも、すごく寂しい。。。奉仕して楽しくして欲しい気持ちと、自分への憎悪が拮抗する。女性はそれ敏感に気づく。気づかれた自分も悲しくなって破局へ。。
     社会人になること=父と同じになること=働くことへの恐怖。
    ちょっとでも、父のような人、上司がいると迎合し敏感にそこに追従できる、厚遇されるが、どんどん自分が辛くなって、結局退職してしまう。

     この繰り返し。
    結婚や出産、子育てで救われるのは毒親育ちの女性だけか? 

    毒親育ちの男性は救われる道はないのか? こんな毒親育ちの男性を受け入れて理解して適切な距離を保って、回復を待って寄り添ってくれる女性はいるのか?
     
    毒なの母親だけではないよ。
     姉、祖母、父も毒だ。。。言葉で言い返せない、小さい頃は体も弱い、幼さをなじって、いじめてきたのは 両親と姉だ!
     
     姉は途中から、男社会に不満をもつ母とタッグを組んだ。
     父は母とのSEXを量りにかけ、教育の名のもと、僕をいじめてきた。

    僕の友人も両親は、友人の家庭環境や学歴、親の会社でジャッジした。
    仲間や先輩を作る感覚が未だに出来ない。。
     
     表面上の付きあいは非常にうまい。誰もが僕が社交的であると思っている。カスタマーサービスコンテストでも準優勝したし。。。でも、全くもって土台がぐらぐら。心がぐらぐらだ。

    1. principle より:

      きつねくん様
      あまりに酷い家庭すぎて、言う言葉も見つからないくらいです。
      これは、父も母も姉も、許せなくて当たり前ですね。総出でいじめてきていたんですから。

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