毒親育ちの結婚が破たんする理由

人間関係って、学校で習うものでもないし、そのすべては親から習うものです。となると、毒親に育てられた方は、毒親から教わった人間関係を「正しい人間関係」と思い込んでしまっているわけですから、まともな人間関係というものを知っているわけがありません

 

まともどころか、破滅的な人間関係を学んだ子供達が、結婚生活を破たんさせる様子を、見てみましょう。

毒親育ちの人間関係の常識:暴言を吐くのは正しい

毒親育ち2

子供は、毒親の言うことなすことを、全部「正しい人間関係」だと認識しています。たとえば、「お前は本当に臭いよ」と親に侮辱されたとしましょう。

 

こんなことを言われると、「人に否定的事実を言うことが、正しい人間関係だ」と子供は認識してしまいます。おまけに、親に「臭い」と言われると、子供は本気で「自分は臭いんだ」と信じています。自分への侮辱だという認識すらありません

 

このような子供は、将来、本当に臭う人がいたら、平気で「臭い」と暴言を吐くかもしれません。また、このように暴言を吐くことを、悪いことだと認識することも出来ません。だって、「臭い」ものを「臭い」というのは当たり前のことですから。正直に言っただけです。これは、親から教わった正しい人間関係なんです

 

結婚相手に暴言を吐くのも当たり前

このような暴言に慣れ切った子供は、結婚してからも、馬鹿正直に相手にひどい暴言を言います。

「これ、まずい」

「似合わないよ、その服」

「何でそんな馬鹿なことやってるの」

こういった言葉を、「単なる事実を言っている」というつもりで、何の悪気もなく言います。侮辱しているつもりはありません。しかし、相手は傷ついてしまいます。

 

これでは、心地よい結婚生活など、送れるはずもありません。でも、毒親に育てられた人にとっては、結婚相手に暴言を吐くのは、当たり前なんです。

 

毒親育ちあるある:意地悪をするのは当たり前

毒親育ち3

子供:「ママ、私の漫画なくなったんだけど」

母:「あんたが漫画ばっかり読んでるから、ママ隠したのよ。ちゃんと勉強しなさい。あんたのためよ。

子供:「なんで?ひどいよ!返して!」

母:「だめよ。あんたのためなのよ。」

子供:「・・・・・」

母:「あんたの漫画は、○○ちゃんにあげちゃったからね。取り返そうなんてしちゃだめよ。もうあんたの物じゃないの。」

子供:「なんであんな奴にあげるの!あいつが嫌いだって知ってるでしょ!あんなに大事にしてたものを!!しかも、よりによって、あいつに!!」

 

毒親というものは、相手のためという理由があれば、何をしてもいいと思っていたりします。このような毒親は、もっともらしい理由をつけて、自分の意地悪を正当化します

 

子供のためという理由があれば、子供の大切な物を捨ててもへっちゃらです。それも、わざわざ子供と仲が悪い子にあげるという信じられない意地悪をすることもあります。これは、漫画を読んだ罰を子供に与えているんです

 

こうゆう毒親は、子供に「世間一般では悪い行いも、理由があれば、いい行いになる。相手が悪いことをしたら、罰を与えるのは当然。」という間違ったメッセージを与えます。

 

毒親育ちは、相手を怒らせ離婚になるかも

こんな風な扱いを受けた子供が大きくなって結婚するとどうなるでしょうか。相手のためなら、物を隠したり捨ててもいいと思うようになった子供は、とんでもないことをします。結婚相手が酒ばかり飲んでいると、酒を隠します。相手が太るといけないからという理由で、相手のお菓子を隠します。夫が釣りばかりしていて、家計に打撃を与えているという理由から、勝手に釣り道具を捨てたりします

 

隠されたり捨てられたりする方は、たまったものではありません。いつ、自分の大切なものが、隠されたり捨てられたりするか分からないのですから。はっきり言って、恐怖です。また、大事なものを捨てられたら、復讐心だって感じるでしょう。

 

でも、毒親育ちの子供は、結婚相手の物を隠そうが、捨てようが、へっちゃらです。悪いという意識なんて一切ありません。むしろ、いいことをしているつもりでいます。相手を救っているとすら思っています。相手が物を捨てられて怒っても、罰を受けるのは当然と思っています。

 

こうなると、子供時代と非常によく似た光景が、結婚後に見られることになるでしょう。

夫:「おい、俺の釣り道具どこなんだよ」

毒親育ち妻:「捨てたよ。」

夫:「なんで?!いくらしたと思ってるんだよ!!」

毒親育ち妻:「いい加減にしてね。どうしてあんな高いもの買うの?もっと家計のことを考えてくれなきゃ困るでしょ。釣りばっかりしてるから、子供の教育費も足りないんじゃない。分かってるの?」

夫:「ふざけるなよ。お前とはもう離婚だ!いい加減にしろ!」

毒親育ち妻:「はあ?なんなのよ?馬鹿な人」(←まったく自分のしたことが悪いと認識出来ていない。むしろ、相手が釣りばかりしているダメ男だと思っているので、相手が悪いと思っている。離婚したときも、離婚理由は「相手が釣りばかりするダメ男だった」と言うと思います。本当の離婚理由は、妻の夫への嫌がらせですよね。)

 

まるで、漫画に出てきそうな、破滅的な人間関係をやるのが、毒親育ちです。なんで、気が付かないんでしょうね。健全な人からしたら、簡単なことなんですけれどね。でも、毒親育ちには、気が付けないんです

 

毒親育ちは共依存

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毒親育ちは、ありのままの自分を愛されたことがない

「宿題やったの?」

「テスト、いい点数じゃない。また頑張るのよ。」

毒親育ちというものは、ありのままの自分を認めてもらったことがありません。いつも点数をつけられています。子供に点数をつけるのは、ひどい侮辱です。「お前は何点」と点数をつけられ人と比べられたら、誰だって不快です。また、いつ、点数を下げられるのかと、怯えて毎日を過ごすことになってしまいます。

 

点数を下げられないようにするためには、今以上にならなければなりません。現状のままではだめなんです。もっと良くならなければ、自分の価値が下がるのです。ありのままではダメなんです。

 

毒親育ちは、完璧主義者

完璧主義者とは

ありのままを認められない人のことを、完璧主義といいます。完璧主義とは、常に不足感を抱いている人のことです。また、今のままではダメだと思っている人のことです。よくある勘違いは、完璧主義=完璧にやろうとする人という認識ですが、これは違います。

 

完璧主義者は、不足を埋めようと、常にもがいているため、エンドレスに目標を作って埋め合わせをしようとしているのです。これが、周りから見たら、完璧にやろうとする人に見えるのでしょう。

 

「このくらいで十分でしょ」と思うことがないのです。どんな時もです。

 

完璧主義者の結婚後は悲惨

このような完璧主義者は、不足感を埋め合わせるために、いつも何かを達成しなければ気が済みません。どこかに欠点や穴がないか、いつも探しているんです。要は、いつも自分が役に立つことを実感したくてたまらないんです。このような人は、わざわざ欠点のある人を見つけてきて、欠点を治そうと頑張ったりしますこれが、共依存です。

 

共依存者は、結婚相手の収入が低ければ、自分が熱心にお金を稼ぎます。相手が病気なら、熱心に看病します。これは、一見いい人のようにも見えますが、実はそんなことはありません。これは、共依存の典型パターンなのです。

 

共依存の人は、「悪いところがあれば助ける優しい心がある。」ではなくて、「相手に悪いところを埋め合わせていたい」だけなのです。逆に言えば、悪いところのない相手とは、一緒にいられないのです。

 

共依存の子供は、常に相手の欠点を探し、それを埋め合わせることでしか精神の安定を保てないんです。だから、相手が回復したら、困ります。残念ながら、相手が回復したそのときが、二人の関係の終わりなのです。このような共依存の人は健康な人との結婚生活は破たんします。

 

こんな結婚生活、嫌ですよね・・。いつも相手の世話ばかりしている結婚生活ですよ?こんな破滅的な結婚生活しか送れないなんて、あんまりです。でも、本人は、破滅的な結婚生活だと、気付くことはないんです。

 

毒親育ちの人生は、波乱万丈

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ここまで、典型的な毒親育ちの結婚生活を見てきました。もうお分かりだと思いますが、毒親育ちは、常に「ドラマ」を引き起こしています

 

相手を怒らせかわいそうな相手を探し、はたから見たら、いったいこの人は何をやりたいんだろう?ということをやるのが毒親育ちです。

 

でも、毒親育ちには、「おかしい」ことが理解出来ないんです。どうしても、破たさせてしまうんです。相手の欠点を埋め合わせる義務を背負っているんです。相手を怒らせているという自覚もないんです。

 

毒親育ちからすると、「人間関係は破滅的なもの」なのです。それが常識なんです。

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