毒親育ち女性の特徴とは?それは夫に口うるさいこと

毒親育ち女性は、夫に口うるさくなる場合があります。ところが、当の本人は「大したことを要求していないのに、夫は全然聞いてくれない」、「協力してくれない」とぼやいているかもしれません。
夫の苦痛を全然理解出来ていないのです。この記事では、毒親育ち妻と、その夫の抱える本当の「怒り」が何であるのか明確にしたいと思います。
この記事を読めば、実は、妻は「大した侮辱」を夫にしていることが分かると思います。
また、毒親育ち女性が、小言のない妻になるにはどうすればいいのか、解決策もまとめました。
毒親育ち女性は、小言のうるさい妻になる
毒親育ち女性の中には、非常に口うるさい人がいます。たとえば、以下のようなことをしょっちゅう言います。
「ごめん、散らかるから、コップはちゃんと片づけてもらっていい?」
「ごめん、子供がお風呂入るから、テレビは後にしてもらえる?」
どんなに丁寧に言われても、夫からしたら「小言がうるさい妻」になります。このような毒親育ち女性は、夫から嫌われやすいです。
ところが、毒親育ち女性は、夫の気持ちが全然分かりません。嫌われる理由もさっぱりわかりませんし、それどころか、自分が不快な思いをさせられていると思っています。たとえば、以下のように思っているかもしれません。
「コップを片づけるなんて大したことではないんだから、やってくれたっていいじゃない。というか、散らかし放題しても許されると思っているなんて、ワガママすぎる。私が全部片づければいいというの?協力しようという意思がまるで見られないんだから。」
こういった家庭では、夫も妻も、本当の問題を理解出来ていないことがほとんどです。いったい何が、この家庭では起きているのでしょうか?
実は、夫が怒っている理由は「妻の小言がうるさい」からではありません。また、妻が怒っている理由は、「夫が協力してくれない」からではありません。
夫が毒親育ち妻に怒る理由
小言だから怒るのではない。大言だから怒っている
「なんでコップ出しっぱなしなの?片づけてくれない?大したことではないでしょ。」
確かに、コップをしまうくらい、大したことではありません。「そんなことくらいやってくれてもいいでしょ」という妻の気持ちは分からなくもありません。でも、本当に「大したことではない」のでしょうか?
結論を言うと、この妻は、大したことを言っているんです。こんなことを言われたら、誰でも気分を害するでしょう。怒らない方が変です。なぜなら、これは人格否定発言だからです。
小さい事を利用して、実は大きな侮辱をしている妻
「なんでコップ出しっぱなしなの?片づけてくれない?」という言葉には、実は、次のようなひどい侮辱が沢山含まれています。
1.「コップを出しっぱなしにするのは悪い事でしょ」
(=正義の押し付け。これは、「コップを出しっぱなしにしない」という妻のルールは正しいと認めろと言っているのと同じ)
2.「コップが片づけられない現状のあなたはまちがっている。」
(=「お前は間違っている」という人格否定をしている。おまけに、正義を利用して、人格否定発言をする自分自身を正当化するという卑怯な手腕を使っている。)
3.「あなたには片づける義務があるのよ。」
(=正義を利用し、ルールに服従させようとしている)
4.「もし、コップを片づけないなら、あなたは悪い人よ。」
(=もし服従しなかったら「悪人扱い」という報復をしますよ)
つまり、あのちっぽけな小言は、全然小言ではないんです。小さい事を利用して、相手を大きく侮辱しているんです。話題となっている事は小さいけれど、言っていることは「大言」だったわけです。だから、夫は怒るんです。
ところが、夫自身、本当の怒りの原因を、自分でも把握していなかったりします。というのも、妻の言い方は、あまりにもオブラートで包まれているからです。なんとなく「小言がうるさくて嫌だ」くらいに思っているんですね。
もし、妻が以下のように、はっきり言うのなら、すぐに問題は分かるのでしょうが・・
「「散らかさない」という私のルールは正しい。だから、お前はちゃんと従え」
「現状でルールを守れていないお前は能無しだ」
「ルールを守れていないお前が悪いのだから、私の言っていることは正しい。これを認めろ。」
「私は正しいことを言っているのだから、反論するのはお門違いだぞ。分かってるな。」
「ルールを守らなけらば、お前をまともな人間として認めるわけにはいかない。これが嫌ならさっさとやれ」
さすがに、こんな風に「的確に」言う妻はいないでしょう。だから、夫も何で自分が「こんなに」怒っているのか分からなかったりしますし、大言を小言と認識してしまいます。でもやっぱり妻が嫌なのです。
それに、妻も妻で、まさか自分がこんな侮辱をしているとは気が付いていません。
毒親育ち女性が夫に小言を言う理由
毒親育ち女性は、なぜ夫に小言ばかり言うのでしょうか?どうやら、親からおかしなルールを植え付けられたから、というのが理由の一つのようです。
毒親育ち女性にとって、「散らかさない」のは当たり前のルールだったりします。どのくらい当たり前かというと、太陽が昇るのと同じくらい当たり前のことです。
なぜなら、子供時代、このルールを守らなければ、親から認めてもらえなかったからです。守れなければ、叱られたり、文句を言われたり、無視されたりしたのです。つまり、片付けない限り、愛情を貰えなかったのです。
毒親育ち女性は、このようなルールに縛られたことを、心の底では怒っています。条件付きの愛情だったことも許せません。
この怒りを、無意識に夫にぶつけてしまいます。自分が守らされているルールを夫が守らないのは許せないのです。
しかも、「片づけるのは当たり前。片づけなければ嫌われる」と思っているので、夫がやらなければ自分がやらざるを得ません。
つまり、勝手に義務を作って、「やらされている」という被害者意識を持ちやすいのです。夫からすれば、そんなこと頼んでもいません。
でも、妻は「義務」と考えているので、その状態にあるためには夫は協力すべきだし、自分もやる必要があると思い込んでいます。
だから、小言が増えます。
小言がない家庭にするには
健全な家庭では、「片づけて欲しい」という妻の要望を、夫はいとも簡単に受け入れます。むしろ、率先して夫が動くくらいです。この違いは何でしょうか?
結論を言うと、健全な女性は、毒親育ち女性のように、夫に「要求」することがありません。「お願い」するのです。だから、小言とはならないのです。先ほど挙げた例:
「なんでコップ出しっぱなしなの?片づけてくれない?」
は、典型的な要求です。これは、相手に服従を命じているわけで、ひどい侮辱であることは先ほど説明しました。だから、妻と夫の中が悪くなります。
一方、健全な女性はどうやって夫とうまくやっているのでしょうか?それは、次のような言い方に変えるだけ(「要求」から「お願い」に変える)でいいのです。
「ここにコップがあると、嫌なの。片づけてもらっていい?」
さて、先ほどの毒親育ち女性の「要求」とさほど変わらないと思いますが、何が違うのでしょうか?重要なことは、次の点でしょう。
片づける理由が、「妻自身の望み」となっている。
= ルールを夫に押し付けているわけではないし、コップが散らかっていることで夫を非難もしていない。
また、夫が断っても、健全な妻は「分かったわ」で終わりです。責めたりしません。よって、夫は、断っても「ダメな人間」という烙印を押される報復を受けたりしません。
何より、お願いされるのは、「頼られる」ことでもあります。これは、信頼されていることでもあり、夫としては嬉しいことでもあります。
「電球が切れてるから、(電球が切れていると私が困るから)交換してもらえない?」
「(私が映画見たいから)明日映画連れて行ってくれない?」
全部、お願いで(つまり、事の原因を全部妻自身として)言えば、夫は悪い気はしないのです。ただし、夫が断ったときに嫌な顔をしたら、それは「報復」になってしまうので、別です。
何度も言いますが、健全な妻は夫が断っても「わかったわ」で終わりです。一方、お願いを聞いてくれたときは、心からの感謝を表します。「ありがとう!」と。
実際のところ、これだけで夫は非常に幸せになります。このことを理解した夫は、次のようなサイクルで動き出します。何も言わずとも、妻のために動き出すのです。
頼りにされる(お願いされる)→ お願いを聞く → 感謝される → 嬉しい!! → またお願いされたい → 何もお願いされないので寂しい → じゃあ言われる前にやってしまおう → また感謝される → 嬉しい!!! → 何か役に立てることないかな・・・
このような家庭では、夫は妻が「小言を言う」とは思っていません。でも、妻が夫に「何かをさせている」という事実は変わりません。それなのに、小言を言われているとも思うことなしに、夫は妻のために動き回るのです。
まとめますと、もし夫が協力してくれないと思っているのであれば、次のことを守りましょう。小言を言う女性とは思われることなく、夫は喜んで妻のために動くでしょう。
1.「妻自身の都合で、何かやってもらいたいことがある」と夫に伝える(お願いする)
2.断られても、嫌な顔をしない
3.夫がお願いを聞いてくれたら、心から感謝の意を示すこと
このサイクルが出来上がると、夫は妻のお願いを滅多に断りません。感謝されたいので、断るのが惜しいからです。もし、断ったときに、妻が別の人にお願いしてやってもらうのは、嫌なのです。妻が他の人に感謝するのは嫌だからです。夫は、自分が感謝されたいのです。
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