思い込みがお金を遠ざけるのはなぜか

お見込みが貧乏を招く

潜在意識にある思い込みがお金を遠ざける

いかに我々が思い込みを持っているかを浮き彫りにすることが出来る、いい事例がジョー・ヴィターレ氏の著書に紹介してあった。以下のようなことが書かれていた。

 

ヴィターレ氏は次のような質問をとあるコメンテーターからされたそうです。(ちょっと内容が著書とは変わっています。でも、本質は同じです。)

「経済が下降している今、我々が資産を増やすためにできる最善の方策は何ですか」この質問について、ヴィターレ氏の答えはこうだ。

「そもそも、なぜあなたは、経済が下降していると思うのであろうか?」

 

そう、ヴィターレ氏は、このコメンテーターの思い込み、すなわち経済(おそらくアメリカの)が下降していると思い込んでいる点を指摘したのである。正直なところ、私自身も日本経済は悪くなっているか、よくはならないだろうという思い込みがあったので、ぎくりとした。そう、私は「日本経済が下降している」ということを前提に、常に物を考えていたのである。

 

そして、こんな風な思い込みがある上で資産形成のことを考えたりすると、「いい会社があるけれど、経済全体が下降しているのだから、株の値段は下がる。買わない方がいい」という、嘘の情報に基づき判断をしてしまう。だから、結果としてお金を遠ざけてしまう。チャンスを逃しているのだ。

 

考えてみると、私は経済には疎い。そもそも、「経済がいいか悪いか」の判断をする素地が全くないのだから、私の経済に対する解釈は、「経済が良くなっているのか悪くなっているのか、まったく不明」というのが正しい答えのはずなのである。それなのに、「経済はよくならない」という断定をしていたのだ。恐ろしいことだ。

なぜ、思い込んでしまったのか

思い込みがお金を遠ざける1

マスメディアが言うから信じてしまったことにより、変な思い込みがある可能性

テレビでは悪いことばかり報道する。その方が視聴率が取れるからだ。しかもテレビはそれなりの信頼がおかれているマスメディアである。ついつい、信じてしまいたくなる。また、テレビで権威のありそうな教授が「経済が悪くなっている」なんて言ったら、その権威に圧倒され、信じてしまう。こんな頭のよさそうな人が言うのだから、本当に違いないと。

 

今朝のニュースで「株価大暴落」なんて言っていても、経済は悪くなっていると思い込まないように気を付けましょう。(皆様へのアドバイスというより、実際のところ、自分へのアドバイスであるが)よく考えてみると、株の値段が変動するのは、当たり前なのである。株価は変動する性質のあるものなのである。むしろ、昨日も今日もまったく株価に変動がなかったら、異常である。

 

周りの人が言っていることを正しいと信じたことにより、変な思い込みがある可能性

また、今の日本では、「経済が良くなっても、それは一時的。期待するな」というような風潮があるように思う。この風潮に逆らうようなことをするとなると、「やっぱり自分は間違っているのか?」と不安になる。

 

周りの人みんなが言っていると(私の周りでは、経済が悪くなっている、日本は年金が出なくなるかも、と言うがいる)、信じてしまうのかもしれない。そして、それを言うのが、親や信頼できる人だったりすると、なお無条件に信じてしまう。

悪くなっていることに気づかない間抜けになりたくないから、変な情報を信じてしまった可能性

周りがしっかり蓄えているのに、自分だけ周りの不穏な状況に気づかず、何の対策も出来ていないのはつらいことである。こうゆう状況を恐れているのかもしれない。だから、「悪くなっているニュース」は信じる方が賢明だと思っているのかもしれない。

 

心に恐怖心を持っていると、人間は変な行動人出るらしい。「自分だけ失敗するのは嫌だ」という恐怖があると、つい変なことを信じ、変な行動に出る。私も、ペットが亡くなったとき、これまでペット保険に入る必要はないと思っていたのに、やっぱり保険に入ったかたがいいかな・・と思ったことがある。(亡くなった猫とは別に、もう一匹ペットがいました。)おそらく、またペットを失う恐怖に支配されていたんだと思う。

 

怖いのは、こういった感情は強烈で、自分が「冷静ではない」ことに気が付けないことにある。私も、ペット保険に入ろうか迷い、色々調べていたとき、全く自分が「冷静ではない」ことに気が付けなかった。自分が不安を抱えていたり、恐怖を感じているなどのネガティブな感情があるときは「冷静ではない」ことに気が付くことが大切だと思う。下手をすると、こういった感情により、普段だったら出さないところにお金を浪費してしまい、お金を遠ざけてしまうからだ。

お金に対する思い込み例

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お金に対する思い込みは、思いもよらないところで、あなたからお金を遠ざける。そのお金の思い込み例を、以下に述べたい。もし、あなたにも当てはまるお金に対する固定観念があれば、なぜそのように思い込むようになったのかを考え、そして、その考えは捨て去ろう。

 

大金を払って贅沢するのは悪いことであるという思い込み

こういった考えは、私は「雇用される側」の考えだと考えている。つまり、月の収入に必ず上限がある、という考えを持っている思考基づいているのではないか。もし、月の収入に上限があるのであれば、その収入以上にお金使ってしまうと、お金がなくなり、それ以後の生活困ってしまう。このような生活をしている人は、「贅沢をする=お金が沢山かかる=生活難になる可能性大=悪いこと」という図式が頭の中で構築されているのではないかと思う。

 

つまり、「贅沢=悪いこと」という考えは、個人的な状況(収入に上限があるという状況)によっては、確かに当てはまるが、普遍的な考えではない。プラスアルファでお金を稼ぐことが出来るのであれば、そのプラスアルファを贅沢するために使うことはむしろ、自分の幸福につながる。

 

これは、いいことである。さらに、大金を払って贅沢をすると、お金を払ってもらった人は喜ぶ。つまり、人助けをしている。また、大金を払って贅沢することは、法に抵触してもいないし、不景気を好景気にする役に立つ。日本経済を動かす人からしたら、「大金を使って贅沢をする人は、いいことをする人」と言える。大金を払って贅沢をすることは、悪いことだと考えるのは、どう考えても、思い込みにすぎない。

 

大金持ちというものは、価値があると思ったものには往々にして大金を出したがるという事実があることに注意しよう。大金を払うことをためらうのは、お金持ちをモデリングしていない。大金を出すことをためらうという行動は、「貧乏な人をモデリング」してしまっているのである。これは、危険である。

 

お金は、賢く使わなければならないという思い込み

これは、お金というものにかなり色を付けた考え方だ。おそらく、賢く使わなければ、お金はすぐになくなってしまうとか、お金がもったいないと考えているのであろう。これは、自分には沢山のお金なんて入ってきやしないという破滅的思考に基づいていると思われる。どんな人にも、やり方を変えれば、お金を稼ぐことは出来るし、収入を増やすことが出来る。

 

こういった考えに陥る理由としては、「お金は賢い人にしか稼げないものだから、自分には無理だ」という思い込みがあったり、「お金を稼ぐのは難しいことだ」という思い込みを持っている可能性がある。もちろん、ここに挙げたのは一例で、これ以外の思い込みを持っていることにより、「お金は入ってこないものだ」と思い込んでしまっている可能性もある。

 

こういった思い込みがあると、お金は単なる交換手段に過ぎないという事実を忘れてしまう傾向があるように思う。つまり、お金を無駄に払ってしまっても、少なく払っても、ただ、その事実があるだけだ。お金と物を交換したに過ぎないのである。でも、「お金が入ってこない」と思っていると、この交換したという事実に色を付け、「得をした」、もしくは「損をした」という感情を付け加えてしまうのである。

 

もし、空気で物を交換できるのだとしたら、あなたは空気を沢山払って損をした、もしくは少なく払って得をした、などと思うであろうか?おそらく思わないであろう。というのも、空気はいくらでも入ってくるという善の思い込みがあるからである。イチゴ10粒と空気1リットルを交換しましょう、と言われたら、あなたは空気1リットルを払うだけである。これ以上に何も色を付けたりはしない。あなたは、交換しただけである。

 

最後に

お金というものは、単なる交換の媒介物に過ぎない。もし、「お金って何?」と子供に聞かれたときに、変な色を付けて答えるようであれば、あなたには先入観がある。お金に対する肯定的な先入観であれば、問題ないかもしれない。だが、いい面ではない部分を強調するような見方をしているのであれば、ぜひ、改めよう。そうすれば、お金が何の労もなく、たっぷりとお金があなたの懐に舞い込んでくるのだから。

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