【本】ポーの一族春の夢(萩尾望都)はおススメ!

ポーの一族シリーズ春の夢のレビュー

ポーの一族春の夢の単行本を入手!

見てください!ポーの一族の新エピソードの本を買いました!なんと、40年ぶりにポーの一族の新作が出たとのことで、知ってすぐに買ったのでした。知ったのは発売されてから1年位経ってからです。

ポーの一族春の夢1

ちなみに、単行本になる前に、月間フラワーズで連載したと聞いたときは、本屋さんに行ったら売り切れでした。しかも、出版社でも在庫がないと言われたのでした。

 

驚きの人気です。そうゆうわけで、諦めていたのですが、しっかりと単行本として発売されてくれて、とても嬉しい限りです。ようやく読むことが出来ました。

ポーの一族の春の夢の感想:これまでの疑問点を解決してくれたが、解明されなかった謎も多い

ポーの一族って、なんだか疑問点だらけでしたが、その辺の謎が、ちょっとわざとらしく、説明されている本だと思います。解消された部分について紹介いたします。

老ハンナの謎

老ハンナさんは、なんでバンパネラなのに、老人なのだ?という疑問。子供の頃から、ずっと疑問に思っていました。おそらく、老ハンナは、バンパネラになったときにすでに老人だったみたいです。はっきりとした記述はありませんでしたが、私はそう解釈しました。ただ、いいエナジーを吸えば、若くなることが可能だということが、この本で判明しました。

 

ポーの村の謎

あと、ポーの村とスコッティの村は同じなのか?違う村なのか?という疑問がずっとありました。40年前のエピソードでは、エドガーが住んでいるところが、いつも違って、めちゃくちゃでしたよね?結局、いったい、どこに幼少期のエドガーは住んでいたんだろう??時系列がさっぱり分からない。と、疑問に思っていました。

 

これも、うまい具合に、わざとらしく説明されています。ポーの村とスコッティの村は、別の村なのです。老ハンナとキングポーは、ポーの村を出て、スコッティの村で暮らしていたのです。そこでエドガーと出会ったのでしょう。そのスコッティの村で、エドガーは育ったようです。エドガーは、バンパネラになってからは、おそらくポーの村に行ったり、またスコッティの村に行ったり来たりしていたのであろうと解釈できると思います。

 

結局、バンパネラは何を食べて生きているのか?バラだけでもOKなのか?

他には、ポーの一族は、バラだけでも生きて生けるのか?と疑問があったのですが、これについても解説がありました。実はポーの村では、人間を飼っていたのです。やっぱり人間のエネルギーは生命維持に必須なようです。

 

ポーの一族春の夢には絶対に続編が必要

以下、今回解決しなかった問題点について書きます。これらの解決には、続編が必要です。ですから、続編は必ず、萩尾望都先生に書いてもらう必要があると思います!

 

キングポーの正体は謎のまま

残念ながら、解消されなかった疑問点を述べます。それは、キングポーの正体です。キングポーは、いったいどうやって、どんな風にしてバンパネラになったのでしょうか?その辺は今回のエピソードでも全然解明されませんでした。しかしながら、あまりにも謎すぎたキングポーの活動状況が今回のエピソードで明らかになりました。

 

他のバンパネラ一族への援助をしているらしいが・・

それは、ポーの一族ではない、別のバンパネラ一族への援助活動です。基本男しかいないルチオという名のバンパネラ一族の仲間を増やす手助けをしているのです。ルチオと言う名の一族は、基本全員男で、しかも全員血縁関係にある人々で構成されているようです。

 

・・・でも、キングポーは、何百年も眠りこけていた間は、援助活動をしなくてよかったんでしょうか?エドガーをバンパネラにする直前まで、眠りこけていましたよね?

キングポーの連絡手段は謎

非常に疑問に思うことがもう一つ。どうやってルチオと連絡を取り合っているのでしょうか?今はインターネットがあるので気軽に連絡が取れますが、春の夢の舞台は、第二次世界大戦真っただ中です。

 

だいたい、1990年ごろであっても、海外にある書類を急いで入手したいときなどは、わざわざ飛行機に乗って、自ら海外に取りに行くことは普通にあったと思います。そのくらい、情報にアクセスするのはつい最近まで大きな労力を要したのです。

 

ところが、キングポーは、普通では考えられないような情報収集能力を発揮しています。何故か、個人宅の内部の状況を詳しく、しかもかなり早い段階で知っているのです。

 

キングポーには力があるらしいですが、どんな力があるのか、さっぱり分からないです。きっと、都合よく、キングポーは謎の力で連絡を取り合っていたまた情報を収集していた、という結論にでもなるのだろうと私は予想しています。

 

まあ、仕方ないです。漫画は所詮子供向けの本ですから。

 

ちょっと気になるのは、キングポーとエドガーの都合のいい逢瀬

今回のエピソードで、ルチオという名のバンパネラ一族に、新たなバンパネラを迎え入れる手助けをキングポーがしていましたが、ちょうどその場面に、偶然エドガーが遭遇しました。それで、キングポーがルチオ一族の援助をしていることが発覚したのでした。

 

このエピソードでは、エドガーは偶然知り合った少女と交流するようになったのですが、この少女の親戚が、ルチオです。・・都合がいいですよね。エドガーがたまたま関わったご家族が、実はバンパネラ一族を排出している家系だったなんて。しかも、キングポーがその一族の手助けをしていた・・。でも、大概の漫画はこんな感じですし、都合がいいところがまた、いいところでもあると思います・・。

 

バンパネラは、食事も普通にしているようだが、なぜでしょうか?

解消されなかった疑問点として、もう一つ。それは、バンパネラは、食事をして、それをエネルギーとして使っているのか?また、食べても大丈夫なのか??ということです。

食べたものをエネルギーとして使っているのだろうか?

今回のエピソードでも、やっぱり食べていました。なぜ食べるのでしょうか?!リデル(昔のエピソードに出てきた、エドガーとアランに育てられた女の子)によると、「彼らは心なし程度にしか食べない」はずなんですが、これは、「リデルに合わせて、仕方なくお付き合いで食べていた。」と言う風に私は解釈していましたが、お付き合いではないのでしょうか?本当に必要だから食べているのでしょうか?

バンパネラは死体なのに、食べて消化できるのか?

でも、食べるにしても、食べて大丈夫なんでしょうか?だって、心臓は動いていない死人みたいな体なのに、食べたら消化できないのでは??どうなってるのでしょうか?

 

ポーの一族春の夢の新登場人物ファルカ

ファルカの正体は謎のまま

この本で、ファルカという男性バンパネラが現れました。この男性が、ポーの一族なのか、ルチオの一族なのかそれとも、これら以外の別の一族なのか、その辺が判明するかは、次の単行本を待つしかないでしょう。

 

バンパネラの新たな能力

今回出てきたファルカという人物は、エドガーも驚く特殊な力を持っています。それは、幽霊みたいに、壁を抜けたり、場所から場所へ瞬間移動みたいなことが出来たりする能力です。なんと、この能力を、本エピソードの最後で、エドガーも習得しました。

 

いったいバンパネラって、何なんでしょうか。これでは、何でもありですね。

 

今回のエピソードのエドガーとアランについて

それにしても、今回のエピソード、私は、アランがまるでおじいさんに見えました。わざと子供っぽくふるまっているところが、おじいさんっぽいのです。なんだか幻滅しました。すみません・・。エドガーも、正直好きでないです。暗いからです。昔は二人とも好きだったのですが、やはり子供のころ読んだ時とは、印象が違います。

 

お二人とも、全然性格は変わってないのですけれどね。私が変わったのでしょう。昔読んだ時みたいに、お二人を応援する気持ちはありません。私は、昔ほど、ポーの一族が好きではなくなってしまったようです。とはいえ、昔は夢中過ぎたのかもしれませんので、今ようやく普通の好きになったレベルだとは思います。次のエピソードが発売されたら、もちろん、買うことでしょう。

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