なぜペットボトル入りのお茶は売れるのか

ペットボトルのお茶が売れる理由

人は、幸せを買う

ペットボトル飲料ってお値段がかなり高めだと思います。もちろん、100円程度で買えるので、金額だけ見れば高くはないのですが、お茶のペットボトルなんて、普通に自分で煎れたときと比べたら、はるかに高値ですよね?

 

それなのに、お茶のペットボトルが売れる。実際、自分も高いな、と思いつつ、つい買ってしまったりするのです。私はずっと、「便利」だから買っていたつもりでした。おそらく、同じように思っている人もいるのではないでしょうか?

 

出先でちょっと喉が渇いたらペットボトル飲料で喉を潤せる、その便利さと快適さ。確かにそれもあるのですが、でも、最近、ちょっと違うのではないかと思うようになりました。

 

おそらく、ペットボトルのお茶って、幸せをくれるのです。だから買うのです。決して、「便利」だと理性的に判断して買っているのではないのです。「幸せ」なんです。「幸せ」を買っているのです。

 

で、なんで幸せなのか?と言われると、ちょっとよくわからないのですが(笑)、思いつくところでは、「新品」という印象があるからなのかもしれませんし、ペットボトルごと「自分のもの」に出来るからかもしれないと思っています。

 

また、誰かに作ってもらった料理の方がおいしく感じられるように、出来上がったものというのは、もっと価値があるように感じられるのかもしれません。ペットボトルのお茶って、たとえそれが5円で買えるものだとしても、普通にコップにお茶を入れて出されるより、なんだか嬉しいのです。私だけでしょうか?

 

ペットボトルのお茶は、頻繁に飲むと、缶入りの茶葉が変えてしまうくらいの金額になると思います。 おまけに、自分で煎れたお茶の方がおいしい。それでも、私たちは、幸せを買うために、ペットボトルのお茶を買うのです。

 

重要なのは、商品そのものではない

ペットボトルのお茶を買う理由1

人は幸せを買っているのであり、ペットボトル入り飲料を買うのは、その目的にすぎませんこれが正しいのであれば、物を売るときには商品自体を向上させるだけでは売れない可能性を秘めているということになると思います。逆に、中身を変えても、パッケージを変えるだけで、売れる可能性もあるということです。

 

どの書籍で読んだか忘れてしまったのですが、「普通の缶コーヒーを、朝用缶コーヒーとして売り出したら、売り上げが伸びた」ということがあったそうです。中身は全く変わっていないのにも関わらず、売り上げが伸びたのです!

 

この改善は、お金が全然かかっていないと思いますし、商品そのものは何の改善もないのです。それなのに売り上げが伸びた・・・これは、人が幸せを買うために何かを買っているいい例だと思います。

 

コーヒーを飲むために買っているというより、幸せを買うためにコーヒーを買ったのです。普通の缶コーヒーでは幸せは変えないけれど、朝用缶コーヒーであれば、幸せを買えたということなのでしょう。

 

同じく、ペットボトル入りのお茶は、普通に抽出したお茶よりも、人に幸せをくれるのです。だから、売れるのだと思います。「商品そのものの価値」で買っているのとは少し違うと思います。価値で言えば、自分で煎れたお茶の方が、おいしいし安いし、はるかに価値があります。

幸せを売ろう

ペットボトルのお茶を買う理由2

お客さんがなかなか来なくて困っている方に、僭越ながらアドバイスさせていただきます。それは、来店したときに幸せになれるような仕組みを作ってください。ということです。お金をかける必要はないのです。むしろ、どうしたらお客さんは、幸せなのか、ということを考える知性が要求されます。

 

人は、くだらないことで、拒否反応を示す

例えば、いいものが売られていても、店内が臭かったら、お客さんは来なくなる可能性があります。この場合、掃除を一生懸命するとか、換気を工夫するなどの努力が重要になると思います。お金はかかりません。頭を使って解決すればよいのです。

 

無料でちょっとしたお菓子やお茶を店内で食べられたら、幸せですよね?無料の場合、人は高額でなくとも、かなり喜んでくれるものです。来店時に無料のお茶などを出してはいかがでしょうか?人を幸せにすることが出来ます。

人間の行動は理性のかけらもない

ペットボトルのお茶を買う理由3

これは必要なものか、そうでないものか、なんて人間は考えていません。おそらく、欲しい、幸せ、嬉しい、楽しい、という理由だけでものを買ったりサービスを選んだりしている可能性が高いです。

 

よく、衝動買いという言葉がありますが、これは、ちょっと時間がたったら不要に感じるもの買ってしまったということです。でも、買ったその時は「必要なもの」という根拠をなんとかして、つけたはずなのです。本人は、その時は理性で買ったと思っているものです。

 

結局、理性的な理由があっても、それは後付けなのではないでしょうか?人がペットボトル入り飲料を買う理由をぜひ聞いてみてください。おそらく、みんな「理性的」な理由を言うでしょう。例えば、「お茶を毎日持っていくのは大変だから」、「水筒は思いからその都度買うようにしている」、などなど。

 

でも、こういった理由は、よーく見てみると、いくらでも他の代用手法があるものです。例えば、お茶でなくとも、水でも飲めばいいかもしれません。また、重いのであれば、少量だけ持っていくという手立てもあります。要は、「買いたいから買っている」これが人間だと思われます。

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